ロッテ31年ぶり日本一

阪神1−10千葉ロッテ

ロッテが今日も、二ケタ得点。3試合連続二ケタ得点は史上初。
ということは、阪神投手陣は史上初の赤っ恥状態。正直言って、ここまで力の差があるとは・・・。
昨日、九州スポーツでは王監督が「ロッテが勝つと予言」していた。理由は、日程の関係。ずっと試合をしているロッテが有利という意味だ。それは、自分達が負けたことをこじつけているに過ぎないが、ロッテが勝つという予言だけは当たっている。
ただ、日程の問題よりは阪神自身に勝つ要素がまったくないのだ。

  • 無駄なエラーでの失点
    • 第2戦での今岡が犯した先制エラー
    • 今日の大量失点のきっかけは鳥谷のエラー
  • 無駄四球での失点
    • 井川・安藤・江草・藤川すべて四球が失点に絡んでいる。矢野のリードも四球を呼ぶ配球になってる。
  • バントが決まらない
    • 第2戦の藤本のバント失敗は、流れを完全に失った。
    • 逆に、ロッテは初戦西岡・今江とことごとくセーフティーが決まっている。阪神は、赤星がセーフティを試みても決まらず、フライアウトを繰り返す。
  • 四番の不振
    • 今年・昨年のプレーオフでの松中の状況が、現在の金本と被る。未だに、金本ノーヒット。過去の日本シリーズで、打点のない四番のチームは勝てない。
  • バッテリーエラーの続出
    • 第2戦の江草が達成した偉大な記録。1イニング3暴投は、一打者3暴投という前代未聞の大記録。日本野球史上初の不滅の記録だ。こんなことをしていたら、野手は完全にやる気をなくす。
    • 第3戦では、今シーズン一度も暴投のなかった下柳までもやってしまった。これが、ロッテの先制点につながってしまう。
  • ビッグイニングの演出
    • 上記のさまざまな要素が重なり、ことごとくビッグイニングを提供している。しかも、3戦目の提供は、JFKの一角藤川球児という点は致命的。

野球でやってはいけないミスは、前から書いているが

  • 無意味なエラー・四死球
  • 大事なところでのバント失敗・走塁ミス

それに輪をかけて、バッテリーエラー。投手と野手の信頼関係が完全に崩れている。矢野はその間で、頭脳がくるっている。今日の、7回表のリードも首を傾げたくなる部分が多すぎる。藤川が打たれたというよりは、矢野が打たれるように仕向けたといっていい。

そこで、阪神が奇跡を起こすには

正直、99%無理だと思っている。残りの1%の要素としては、

  • ロッテが、プレーオフで王手から一気に決めらなかった失敗をしていること。

それくらいしか、思いつかない。そんな状態の中で、カズトゴー的に思案。

  1. 矢野をスタメンからはずすこと

→矢野は、3試合で30失点している捕手でもう死に体といってもいい状態。このシリーズでは、流れを変えるためには捕手を変えるのは重要なポイント。昨年の西武は、細川・野田の二流捕手二人の併用で流れを変えた。矢野の控えは、野口なのだから少なくとも西武の二人よりは上。野口に思い切って帰るのは、策としては普通だと思うのだが。

  1. 打順の大幅な組み換え。

→3連敗から4連勝した日本シリーズでは、打順の組み換えが起爆剤になっている。平成元年の巨人対近鉄では、第4戦から大幅な打順変更。それは、西武対広島でも同様。調子のいいものから、打順を組むのは当然。