選抜6日目

大垣日大7−4北大津

希望枠とは、秋の地区大会で活躍するも惜しくも選抜時点となった学校の中から、失点や四死球・失策などの守備力が長けているチームを選ぶものである。
そもそも、希望枠のチームは地区大会上位進出チームで、守備力が長けているため、甲子園で上位に進出してもおかしくないはずだ。だが、不思議と上位に進出したチームはない。これは、個人的には選抜の不思議のひとつである。
今年選ばれたのは、東海地区岐阜県大垣日大高校。このチームの監督はあの東邦高校で選抜を制した坂口慶三監督である。
初戦の相手は、お隣の県だが地区が近畿になる滋賀の北大津大垣日大は、守備力だけではなく.366のチーム打率も持っており打力もある。確実に得点を重ねていく。守っては、エース森田が打たれても要所を締め、確実な守備力で試合を進めていく。先制点をとったあと、自分たちの持っている貯金を何処まで使えるのかという確実な投球と守りにクレバーさを感じた。追い上げられても、まったくあせっていない。その自信は守備力からきているものなのだろう。3点差の貯金をしっかりと守りきり2回戦へ進出。希望枠選出にふさわしいチームだ。次の対戦相手が、21世紀枠都城泉ヶ丘。この対決は、選抜特殊枠の対戦としてある意味見所の多い試合になりそうだ。