最終日

男子アイスホッケー決勝戦でフィナーレ。スウェーデンが金メダル

決勝戦結果

氷上の格闘技は決勝戦アメリカやカナダのようなNHLのお膝元はベスト8止まり。ロシアやチェコなどの東欧の強豪を打ち破って決勝に進出したのは、北欧のスウェーデンフィンランドフィンランドはここまで負けなし。悲願の金メダル獲得に燃えていた。
しかし、その野望に立ちはだかったスウェーデン。予選では、エースのフォスベリを欠いていたが、彼が復活した決勝トーナメントで復活。得点こそなかったが、見事なアシストで決勝に導いた。
そして、決勝戦フィンランドが準決勝までの勢いがなかった。初の金メダルへのプレッシャーか。上り調子のスウェーデンは、パワープレーをきっちり活かし、第3ピリオドの鮮やかなミドルシュートが決勝点となり、2度目の金メダルを獲得した。
フィンランドは悲願ならず。しかも、フィンランドは全体でもこのトリノで金メダルなし。北欧の強豪にとっては、意外な結果といってもいい。

これで、トリノ五輪終了。日本人は、荒川選手の金メダル獲得でどうにか面目は保ったかな。4位が多かったのは周知の事実ですが、入賞も多かったこの大会。後一歩をどうやって世界に近づけるか。ベテラン頼みのチーム構成をどう考えるか。様々な課題が残った五輪となりました。
日本人の人口で、様々な競技人口の裾野を広げていくのは難しいかもしれませんが、ジュニア年代からの強化システムを冬季の競技でも導入してほしいと考えます。有望な小・中学生にしっかりとしたサポートシステムがあれば、強豪高やスポンサーなどのバックアップで競技環境を整えて、レベルを上げていけるのではと確信しています。プロの環境が与えられるのは、シニアだけではなくジュニア世代にも与えられていいと思います。
それがかなえられたとき、本当の日本スポーツはプロになるのではないでしょうか。