王子の大学進学の影で・・・

ハンカチ王子斉藤が早大進学表明。初心貫徹ということもあろうが、4年後の逆指名の権利を得ることと東京六大学リーグの人気面の向上などさまざまな憶測ができる。
一番の影響を受けたのは、プロ側だろう。斉藤のプロ志望届提出を待っていたのだから、進学となればドラフト戦略を変えなければならなくなる。そんな中、斉藤のあとに指名候補に名が上がってきたのが、埼玉県立鷲宮高校のサイドハンド増渕竜義投手である。彼は、県立高校を今春の関東大会に導き、夏の県予選準優勝。甲子園とは無縁であったが、春日部共栄聖望学園の甲子園常連を倒した力は本物であろう。迷スカウトの中では、斉藤・田中(駒大苫小牧)・前田(PL学園)のビック3からは劣るという評価。地元西武が狙っているようで、潮崎2世として育てられるか注目だ。