アジアカップ予選第4節

ガナハーーッ

日本1−0イエメン

引き分けでもいい。正直そう思った。今回の第一目標はアジアカップの本線に出場し、三連覇への足掛かりをつくることである。アジアのチームであれ、公式戦のリーグ戦として、しっかりと勝ち点を積み上げていくことが重要なのだ。次に、ジーコからオシムに監督が代わりメンバーが一新された。コンビネーションや戦術理解など毎日練習するクラブと違い熟成するのに時間がかかるのは世界的に観て当然のことである。今は、種をまいている時である。種をまきながら勝ち点を拾う。それは、とても難しいことである。
その困難な状況下ロスタイムに得点し、勝ち点3を拾い、本線出場をほぼ手中にしたといっていい。その結果は重要で評価に値する。今後、チームの成熟に向かって進むだけだ。この試合においてロスタイムだけだったが、大分の梅崎司を起用したことには好感が持てる。この起用は、単なる時間稼ぎとは違う。若年層の人間が、大人の中に混じり行動するということは、たとえ短い時間であってもその人間にとって大きな経験になり成長していく。それは、人生においてもいえることだ。
そんなメッセージを送ることができるこのチームは必ず成功するはずだ。まずは、アジアの頂点を死守。それから、世界を追いかけようじゃないか。いきなり、南米や欧州じゃなくていい。日本の成長がアジアを第3勢力にあげる原動力となるはずだ。