続き

これはフィクションです!!

失望したオレは、家に引きこもっていた。そんな時、携帯がメールを着信した。エリーからのメールだった。不安と期待が交錯するなか、メールを開いた。
「突然ごめんなさい。今日言おうと思ったのですが、あんなことになってしまって・・・。実は、週末に前お話していた元彼に会いました。そのとき、結婚の話が出たのです。別れていた理由は、就職したばかりで結婚することに抵抗があったからです。別れてもその人のことを思っていたので、今なら結婚の話受け入れられるかと思って・・・。せっかく、いろいろ誘っていただき正直迷いました。でも、後ろを振り返っていいんだよと言ってもらって、寄りを戻すという選択をすることができました。あなたの好意に応えることはできないことは、申し訳ないと思っています。でも、小川さんが言ったように、あなたのことを思っていません。だから、これからもずっと話しかけてくださいね。」
オレは、泣いた。結果的には振られたのだが、そのことが悲しかったわけではなかった。小川の戯言が彼女に何も影響を与えていなかったことへの安堵感が大きかった。そして、自分自身の一言が彼女の寄りを戻すことへの起爆剤となってしまったこと。オレは、どこまでもいい人どまりなのかと寂しくなった。
続く