忘れてはいけない、サイドアタッカー

久々に、自宅でじっくりと腰をすえてJリーグをみた。千葉とFC東京のゲームだったが、序盤から千葉が2−0とリードする。千葉圧勝かと思ったのだが、FC東京は監督が替わり昨年までの原監督が実施していたサイドアタックが復活してきたように見えた。あれよあれよと得点を重ね逆転勝ち。その原動力となったのが、ジーコ監督時に代表に招集された経験もある、アテネ五輪代表の石川直宏である。靭帯を断裂する大怪我を負っていたが、W杯ブレーク前に鮮烈に復帰。ベストのコンディション時の突破力が復活しつつある。東京の決勝点も、石川が右サイドに張り、ディフェンスを引き付けて、中へ動き出す。スペースができたところに、サイドバックの徳永が攻撃参加。徳永からのセンターリングが決勝点をうんだ。石川は、サイドから中に流れシュートが狙えるポジションを取っていた。これが、オシム代表監督が求める、頭を使ったランニングだと感じた。石川の代表復帰が近いことを予想させる今日の活躍であった。
アテネ五輪代表は、石川もいることを忘れてはいけないだろう。