日本代表第2戦

日本0−0クロアチア

カイザースラウルテンでの衝撃の10分。失われた勝ち点3。日本全土がため息に包まれた。次のクロアチア戦で、必ず勝ち点3が必要となった。勝ち点3を奪うことで、WBCの時のゆうな逆三つ巴に持ち込むしかないのかなと感じている。とにかく、切り替えが大事だ。
ニュンベルグ。日本時間22時キックオフ。今日の放送は、民放。「絶対に負けられない・・・」なんちゃらの局だ。無意味に絶叫するアナウンサー。ただ応援するだけの解説者と毒を吐きまくる日系ブラジル人。このブラジル人にどれだけの日本人が洗脳されているか・・・。正直この局は嫌いだ。ただ、この局での公式戦の勝率は非常に高いらしい。そんな部分にすがるのは癪だが、勝てば全部オーライだ。
対戦相手のクロアチアは、ブラジル相手に0−1で敗戦している。俺の周りでは「ブラジルと0−1なら強い」なんて言っているが、引いて守ってカウンターを狙うならこの結果。オーストラリアに比べて強くはないと断言できる。
キックオフ。クロアチアは例のごとくしっかり守って、前線に送ってくる。攻撃的布陣の4バックを選択した日本は、両サイドが積極的な攻撃参加。その裏をスルナに突かれるシーンがあったが、それはリスクとして止むを得ない。しかし、そんな日本代表に一つの弱点が・・・。センターバックの宮本がハイボールをヘッドで競るときに、手を使ったファウルを必ず犯してしまうのだ。身長差がここで問題となる。その宮本がペナルティエリア内でファウルを犯し、PK。そのときカズトゴーに神が降りる「川口がとめる」お告げだ。冷静に、そのシーンを目撃。「ほらね」って感じだ。
その後、ヒデのミドルがゴールを脅かすがネットを揺らす事ができない。ヒデ以外がミドルを打つシーンはほとんど見られない。今大会はミドルが決まるのにスカウティングできているのか疑問だ。
後半決定力不足のFWに問題のシーンが・・・。右サイド加地の突破から柳沢へ。当てれば一点が・・・ナイスクリアーである。相変わらず、クロアチアは引いて守りを固め、少人数で攻めてくるスタンスは変わらない。お互い点を取る気があるのかという試合は、案の定スコアレスドロー
試合終了直後に画面に映し出されたのが、両手を挙げて喜ぶ青いユニホームを着て顔に日の丸をペイティングをした女。何が嬉しいのか。俺はそのシーンに激怒した。今回は、ジーコもやるべきことはやったが結果がついてこなかった。選手も置かれた立場を理解したのか厳しい表情が多かった。その状況が両手を挙げて喜べるか(怒)そんな気持ちでドイツに行っても選手には何も伝わらない。観光で行っているのであれば別のドイツツアーで行けばいいのだ。イングランドや韓国のサポーターを見ると、少々行き過ぎた部分もあるが気が選手に注入されているような気がする。日本人は、選手に気を送り込んでいない。ただのイベントごとなのだ。俺のような2次観戦者でも気合を入れているんだ。当然、ドイツに行った人間が全て気を送っていないとは言わない。その女の行動が全世界に放送されていると考えれば、日本人のサポーターとしての情けなさをさらけ出す事になるのだ。はっきり言って恥。
選手は結果が出なかったが、ある程度ベストは出したと思う。そのプラスアルファーをサポーターが引き出してあげないといけないのではないか。日本にはどうもそのアドバンテージがないのではないだろうか???だから、チケット問題とかで呑気に引っかかってしまう旅行会社多いのではと感じる。W杯はお祭のようだが、スポーツという名の戦場である事を再認識してほしいと思う。