開幕戦

ドイツ4−2コスタリカ

開幕戦は、車の中で観戦することになった。今は、車にテレビがあることがすばらしい。世の中は、ワンセグ携帯なるものが出現し、電話でデジタル放送が見れることがすごい。
さて、開幕戦は通常前回優勝チームが登場していた。前回のフランスや90年のアルゼンチンなど開幕戦は番狂わせが多かった。今回は、開催国のドイツの登場で開幕。開催国の開幕戦は負けがないというジンクスを選択したように感じる。ドイツは、日本とのテストマッチで高原に2ゴールを許し、何とかドローで国民を不安に陥れているようだ。日本を過大評価しているのもどうかと思うが、ドイツは本番に強い。今回は厚めの印をうっても大丈夫だとオレは思っている。
さぁ、開幕だ。立ち上がりからドイツはいい形で攻め続ける。先制点は、ドイツの左サイドバックラームからうまれた。ラームはバイエルンサイドバック。右利きの左サイドの選手の特性を活かした、切替しからのミドルシュートだった。その直後、コスタリカ・ワンチョベに同点ゴールを決められるが、勝ち越しのゴールは主役候補のクローゼが奪った。今度は右サイドからシュナイダーからマイナスのグラウンダーボール。それを、加地を削ったシュバインシュタイガーの気の利いたボールコントロールからパス。クローゼは当てるだけで歓喜の瞬間を得ることができた。
後半に入っても、クローゼは得意のヘディングシュートのこぼれを自ら押し込んでこの日2点目。前回大会でも初戦でハットトリックを決めた男は今年もいきなり全快だ。
ワンチョベに2点目を奪われるが、フリングスのミドルでとどめ。4−2でドイツは勝ち点3を得た。
開幕戦の難しい試合で4得点。守備は裏を取られて2失点したが、開幕戦ということでラインを上げれなかったのだろう。守備は反省点を2戦目に活かせば大丈夫。次の試合に活かすという言葉が使えるのは、勝ち点3を取ったから言えること。今からは、修正という言葉は勝ったものが威張って使えるのだ。負けては、修正という言葉は言い訳にしかならない。ドイツという国は、本番で結果を出す。ゲルマン魂のすばらしさを感じている車の中になった。