ゼロックススーパーサッカー

kazutojyuri2006-02-25

ガンバ大阪1−3浦和レッズ

毎年恒例のJリーグと天皇杯のチャンピオンがぶつかるカップ戦。日本代表を両チームあわせて7人を輩出することからも、この2チームが現在のJリーグを代表するトップクラブであることは間違いない。
ガンバは、2トップのアラウージョと大黒が今シーズン抜けて得点力の低下が懸念されているが、大分からマグノアウベスを獲得。昨年の終盤ファンタジーサッカーではベスト11の常連だった彼がアラウージョの穴を埋めると期待される。右のアウトサイドには加持を補強。渋いところでは明神など補強は確実である。
一方レッズは、もっと凄い。なんといっても目玉はオランダから復帰の小野伸二。古巣でのタイトル獲得を目指す。そして、FWにはヴェルディからワシントン。ほとんどの選手が残留したチームに更なる補強。Jリーグ最大の選手層といっていいだろう。ある人が日本のチェルシーといっていたが、その言葉に納得できる戦力だ。本当にチェルシーと呼ばれるには、リーグタイトルがほしいレッズである。
さて、試合だ。ガンバは、日本代表組を温存。一方のレッズは、小野も長谷部もスタメン出場。
前半レッズ坪井の今年ファーストゴールのオウンゴールでガンバ先制。波乱の幕開けも、レッズが落ち着いて攻勢にでる。昨年の天皇杯でも素晴らしいゴールを決めた堀之内が同点ヘッド。続いて、新加入のワシントンが勝ち越しゴール。完全にレッズペースの試合となった。ガンバは、新戦力のマグノアウベスがまったく画面に登場しない。ドリブルで局面打開するアラウージョと違い。ボールをキープし、さばくマグノのプレーが機能していないように映った。
後半に入っても、ポンテのゴールで追加点を上げる。ガンバは加持を投入するなど手を打ってきたが、落ち着いてレッズが逃げ切った。
このカードは、来週のリーグ戦開幕と同カード。一週間後にどのような変化を見せるのか非常に楽しみだ、ガンバは、代表メンバーがスタメンから加わってくる可能性もあり、変わってくるかもしれない。レッズは、今シーズン優勝候補筆頭といっていいのではなかろうか。オランダから復帰の小野はレッズでの初タイトル。レッズに復帰したことは、彼のサッカーの原点である「笑顔」を取り戻したのではないだろうか。本当に、サッカーが楽しそうだ。
この笑顔が、代表のプレーに直結していくことを期待したい。