プレーオフ最終決戦

昨日は、自分が腐れた野球をしたので書きませんでしたが、カズトゴーが4戦目が終わって思ったことは次のとおり。

  • 流れはソフトバンクに行っているが、ソフトバンクズレータが逆転本塁打を放った後、誰一人として、小林宏から塁に出ていないことが気になる。完全に勢いを掴みきれていない印象。
  • ソフトバンクの中継ぎ陣の登板数が増えてきている。ストレスが心配。逆に、ロッテは小林宏が完投したので、小林雅らリリーフの精神的・肉体的疲労が減少している可能性がある。
  • ロッテは、打線の復調がカギ。
  • とにかく、大きなミスが出たほうが負ける。また、ラッキーボーイが出現したチームが勝つ。

いよいよ、最終決戦

予想どおりソフトバンク杉内、ロッテ・セラフィニで試合開始。
ソフトバンクは、ついに松中が今プレーオフ初安打となるタイムリーを放つ。流れは、ソフトバンクに傾いたと誰もが思っただろう。5回を終了して2−0。
しかし、カズトゴーにはそうは見えないのだ。ソフトバンクの打線が、セラフィニにとどめをさす事ができない。杉内も失点こそしていないが、マリーンズのジャブがききだしてくる。6回表に初戦のバスターでやられてしまった福浦にタイムリーを浴びて1点差。
ここから、大きな波がやってくる。
「ピッチャー吉武」7回表の頭から、杉内に代わり吉武が投入される。僕的には、この采配は疑問だ。吉武は昨日の勝利の立役者だ。しかし、二日続けて好投するとは思えない。7回から出すのであれば、リリーフ陣の誰かがイニングを跨ぐことになってしまう。リリーフ投手がイニングを跨ぐ事は、ストレスとなる可能性がある。
予想通り吉武は1イニングを投げきることができない。三瀬の投入。7回は運よく無失点に抑えたが、8回にソフトバンクの悪夢がやってくる。
今期引退を表明している初芝が代打で登場。完全に打ち取った三塁ゴロをショートの川崎がなんと妨害してしまう。前の回に自分の打球をファインプレーで阻まれたことが、自分の守備に悪い意味で引きずってしまったのだろう。このプレーが大きなミスとなってしまった。
イニングを跨いだ三瀬はランナーを残し、馬原にマウンドを譲る。これで、勝利をするためには馬原がイニングを跨ぐこと確定。
蓄積されたリリーフ陣のストレスが、里崎の逆転打を生んだといってもいい。
ろっては、一日休んだリリーフ陣が逆転後に登場。8回を薮田が押さえ、9回も不安を抱えていた小林雅が同じ失敗を二度するはずもなく、千葉ロッテの31年ぶりの優勝の瞬間を迎えた。

ソフトバンク2−3ロッテ

今日のポイントは、杉内の交代の部分。僕は、どうせ負けるのであればエースで負けるべきだというのが持論。杉内で優勝を逃したのであれば、後悔しなかったのではないだろうか。
プレーオフ全体でいえるが、エースがマウンドを先に下りたチームは負けているのだ。
ロッテのこの勝利のヒーローは4戦目の先発小林宏ではないだろうか。リリーフ陣に負担をかけなかったことが、5戦目につなげた。ソフトバンクのリリーフ陣は5戦目でストレスがマックスになったようだ。
これで、ソフトバンクは2年連続で優勝を逃した。福岡では、ルールの文句も出ているが、最初から決まっていたこと。もんくがあるなら、2位を狙えばいいんだよ。
でもソフトバンクの選手達は、開幕からリーグは1位でアドバンテージを狙いにいってたんだから、ファンも選手達の基本を否定するような愚痴はやめてほしいものだ。

とにかく、阪神の相手はロッテということ。正直、ソフトバンクよりやりにくい。ものすごく、ロースコアの好ゲームが多数見れるのではなかろうか。
週末が楽しみだ。