駒大苫小牧大勝
駒大苫小牧13−1日本航空
昼休み、食堂のテレビでこの試合を観た。場面は、0−7と駒大リードで迎えた6回表の日本航空の攻撃。3本のヒットを連ねて、無死満塁のチャンス。そこからの駒大バッテリーの配球に目が止まった。
捕手の小山はほとんど真中に構えている。2年生投手田中が投じるボールはほとんどが直球。ストライクゾーンでの勝負。12球の勝負の末三振に打ち取る。
次の打者は、同じストライクゾーンでも転じて変化球を投じ、浅いセンターフライに打ち取る。3人目のアウトは、ストライクゾーンのスライダーで追い込み、ボールになるフォークで三振。
駒大バッテリーは、点差を考えてほとんどがストライクゾーンでの配球。点数を取られてもいいリード。高校生は、点を取られたくないリードをすることが多いため、コーナーへの配球を行い、ボール球を増やしてしまう。駒大は、リードした点差を頭に入れての配球であった。
このあたりの、臨機応変さが駒大には感じられる。こういう見えない部分が、連覇を狙うチームだと感じた。これで、2年連続ベスト8。連覇への期待は膨らむばかりだ。