勝てない九州勢

kazutojyuri2005-08-11

最近の九州勢は弱い。

数年前まで、ベスト8以上に半分は進出していた九州勢の低迷が目立つ。今年のセンバツは鹿児島県の神村学園が準優勝している。しかし、神村学園は女子高から共学への変更に伴う野球部の創部で、他県からも野球留学で集めている。力の入れ方がほかの高校と違うから強かった。では、なぜ他校は弱いのか。
それは、サッカーの存在である。サッカーがポピュラーなスポーツとして認知された近年、
スポーツの裾の尾である少年が、野球ではなくサッカーのクラブに入る傾向が高くなっている。少年時代の運動神経の発達した子供達が野球をしなくなってきているのが、九州の現実だ。
それは、データーでも現れるがサッカーの冬の選手権での全国制覇は、国見・鹿児島実業・東福岡と九州勢が多い。準決勝以上の国立での九州対決は、もはや珍しい出来事ではない。
野球は、指導者の育成プランが統一されておらず、指導者が育っていないのも現実。野球は、そういう部分での開拓も必要ではなかろうか。
九州では、顕著にその傾向が見受けられる。

熊本工業・清心ウルスラ学園と九州勢初戦敗退。

逆に、東北北海道勢は強い。

野球では、逆に東北北海道勢と野球では雪のハンデがある地方の躍進が目立つ。
東北勢が強いことには、近畿・関東圏からの野球留学で選手を獲得している部分もあるが、室内練習場などの設備などの充実や指導者の情熱が躍進を生んでいるのだろう。
データーからも、青森県勢が3期連続ベスト8達成から、東北高校の準優勝があげられる。
そして、昨年は地元北海道の生徒だけで優勝した駒大苫小牧の存在。留学なしで、北国の子供達でも優勝できるのを見せつけた。

南はサッカー、北は野球。中央は、選手を輸出する場所となっているのが今のスポーツ図式ではなかろうか。

駒大苫小牧連覇へ初戦突破