天皇杯決勝

浦和1−0G大阪

宮本恒靖がこの試合を最後に、オーストリアザルツブルグへ移籍することが決定している。宮本の有終の美を飾るために、天皇杯決勝に挑んだ。
立ち上がりから、G大阪の猛攻が続く。宮本のために、その思いが伝わっていた。
そこに、立ちはだかったのはかつてG大阪に在籍したGK都筑龍太だった。シーズン中第2Gkだった都筑の鬼気迫るセーブは、ガンバの猛攻を上回った。
そして、後半42分途中から出場した長谷部誠が、ハーフウェイライン付近から右へ走り込む岡野へ浮きボールのパスを送る。岡野がスピードを活かし突破をはかる。それに、立ちはだかろうとしたのは宮本だった。岡野のセンターリングに懸命に体を投げ出した宮本にあたり、永井雄一郎の前に転がる。永井が懸命に足を投げ出して、待望の先制点。このゴールが、決勝点となり、浦和が2連覇を果たした。宮本の体にあたったボールが決勝点になるとは、皮肉だった。
宮本は、DFとして海外へ挑戦をする。正直、高さの面で不安を感じるが、3バックでのリベロであれば、読みやラインコントロールで可能性がある。浦和の三都主と共に活躍を期待したい。
今日のヒーロー
この大会3得点。今日も決勝ゴール 永井雄一郎