失意のアナハイム

日本１−２韓国

日本が再び韓国に負けた。力負けと言うよりは、剣道で言う鍔迫り合いのところでの執念が韓国の方が上だったのだろう。王監督のコメントでもそれが現れている。
里崎のライト前ヒットで先制かと思われたが、再びあのライトに刺されてしまった。岩村の足が故障したことも誤算だった。その岩村の後に入った8回表に今江が考えられないようなタッグプレイでのミス。大事に行き過ぎたのだろうが、相手は暴走だっただけに痛かった。これで、二死二塁が一死二・三塁の絶体絶命のピンチを迎えてしまった。この回のミスは、今江のミスだけではない。先頭打者は安全パイのラストバッターに四球を与えてしまった杉内もミスを犯したと言っていいだろう。結果的に三振が取れる藤川を投入してギャンブルに出るが、相手打者が速球に強い、イジョンボムだったことが日本にとって運がなかった。最終回に粘りを見せたが、ミスをしたチームが負けると言う典型的な試合だった。
日本ラウンドでも書いたたが、勝負にかける執念で完全に日本を韓国がうわまっていることは間違いない。兵役免除と言うことは、韓国のスポーツ選手にとってはモチベーションを上げる最大の事項なのだろう。日本人には徴兵がないので、そんなモチベーションの上げ方は出来ないが、代表への誇りと言う部分をもっともっともって挑んでほしかったという部分はある。これで、セミファイナル進出はかなり厳しくなった。アメリカがメキシコに負けることは考えにくいし・・・。参加しなかったメジャーの日本選手、辞退した国内選手が最大の戦犯。世界大会にベストメンバーで挑まなかった罪は重い。それよりも、ベストメンバーでないアメリカが勝ち残ることがなお悔しい