アメリカという国の恐ろしさ

日本3−4アメリカ

昨日の早朝に行われた日本対アメリカの二次リーグ初戦。イチロー先頭打者本塁打で素晴らしい幕開けだった。日本ラウンドでは、本調子ではなかったイチローが目を覚まし、薩摩のイチローこと川崎宗則もタイムリー。序盤は3−1と日本がリードしていた。
ところが、球数制限に達した先発上原からマウンドを引き継いだ清水に思わぬところから魔の手が忍び寄せた。主審のボブ・デイビットソンは右手を口に寄せた清水にスピットボールの反則(ボーク)を言い渡し、リズムを崩す。先頭バッターのA.ロッドを三振に切って取りいけると思った瞬間の出来事だった。ボール選考になってきた清水は、レオンリーの息子ディレク・リーに同点2ランを浴びてしまった。ルールの確認をしていなかった清水にも問題はあるが、日本ラウンドで清水の行動に注意はなかった。
これだけで済んだのなら何の問題もなかっただろう。しかし、その後あってはならないジャッジをデイビットソンは下す。8回表日本は一死満塁の勝ち越しのチャンス。そこで、岩村がレフトへ飛球を上げる。打球は浅かったが三塁走者の西岡が迷わずにスタートし、勝ち越しの得点をあげたと思われた。ところが、アメリカのバリテック監督の抗議により、西岡のタッチアップは離塁が早いと、デイビットソンは判定を覆してしまった。VTRをみても西岡の離塁はまったく早くない。これは、明らかに米国籍のデイビットソンがアメリカを勝たせるために意図的に判定しているとしか思えない。アメリカ全体が優勝するために作為的に動いているようにも感じた。それは、抗議後にガッツポーズをした監督の行動にも現れている。判定が覆されてガッツポーズをすることがベースボールなのか??少なくとも野球ではありえない。
この判定が左右したとは言いたくないが、日本は4−3でサヨナラ負け。後味の悪い敗戦を喫した。

その後の選手の談話であるアメリカの選手が「西岡の離塁は3歩早かった」と言っていた。その時点で、アメリカの野球は世界一ではない。西岡が行ったタッチアップの走塁テクニックは、中学生でもできる。実際俺でもできる。それを理解することが出来ないメジャーリーガーの走塁テクニックはハッキリ言って俺以下だからだ。それを判定することの出来ない審判は草野球以下と言うことになる。日本の野球は試合に負けたがテクニックはアメリカより上であることは絶対に間違いないと思う。

この判定を見て、すぐにソルトレイク五輪を思い出した。ショートトラックで韓国の選手が優勝したにもかかわらず、世紀の大誤審で韓国選手失格。アメリカのオオノが金メダルに繰り上げとなった。アメリカは公衆が目にする世界大会で平気でこんなことをする。この国は間違えたナショナリズムを持っている。政治でもスポーツでもこの国は間違えた考えが顔を出してくる。その国に従うわが国の宰相は今回の判定について「遺憾だ」とは絶対に言わない腰抜けである。政治家が腰が引けていても、スポーツファンとして絶対間違いは指摘し続けていかないといけないと思っているし、選手や王監督も絶対に変に納得してはいけないと思っている。

今日、韓国はメキシコを下した。日本は残り2試合をしっかりと勝利してもう一度準決勝でリベンジのチャンスを与えてもらいたい。