福岡レッドファルコンズ脱退

バスケットボールスーパーリーグから脱退

経営危機でお騒がせの福岡レッドファルコンズが後半戦を戦わずして、経営の見通しがつかず脱退する運びとなったようです。
カズトゴーは、昨年秋に同じバスケットボールリーグでも対極に位置するプロリーグ「bjリーグ」の大分ヒートデビルスの事務所に視察にいかさせていただきました。その時に、さまざまな話を聞かせてもらいましたが、このリーグはJリーグのように構想がありました。
構想とは次のようなこと

  • 全県に一チーム
  • 2部・3部とリーグの層を厚くする
  • 地域に密着
  • ジュニア世代の育成をする

を聞かせてもらった。サラリーについては、サラリーギャップ制度を導入しておりチーム全体の年棒に制限をもうけているらしい。この辺については、大金を選手が手にすることができない部分で不満もあるかもしれないが、健全な経営がしやすいというメリットも大いにある。
今回のレッドファルコンズについては、前社長や役員などの数々の使途不明金や架空の資金計画書の提出など、不透明な部分が多々見える。JBL事態も、アルビレックス新潟bjリーグに参戦するなどの部分をこの新規参入チームで、安易に穴埋めしようとしたことが今回の不祥事の原因になってしまったのではないだろうか。
レッドファルコンズの経営陣にも問題があるのは当然のことだが、JBL自体に理念も構想もない場当たり的な運営が浮き彫りとなったのではないだろうか。bjリーグが自分たちに先立ってプロ化することに憤りと焦りと危機感を持っていたのかもしれない。しかし、もっと慎重にレッドファルコンズのことを考える余裕があれば、このような恥をさらすことはなかったのではないだろうか。
そのレッドファルコンズに対し、bjリーグは参戦を認めても良いという見解を示しているという。bjリーグ関連のインボイスが支援を考えているというのだ。それは、一県一チームの考え方に則ればbjとしては当たり前の支援なのかもしれない。チームとしても、福岡にプロバスケットボールチームを残したいのであれば、受けるべきである。
ただ、選手としてはサラリーギャップ制度のないJBLスーパーリーグにこだわっている者もいるという。それは、選手個人の判断に任せて、チーム自体はbjリーグという新しくてもしっかりとした理念のあるリーグに所属したほうがいいと思う。

そして、最終的にはJBLとbjが手を携えて真実の統一されたプロバスケットボールリーグを設立してもらいたいというのが、カズトゴーの素人的な願いだ。
(現実的には、難しいと思う。理念が違いすぎるから。JBLは伝統もあり、企業スケール的に大きく見えるが、お役所仕事のよう核心がなく場当たり的な感じがする。bjは、スケールが小さくこじんまりとしたかんじに見えるが、芯が太くて理念が見える。)