郵政民営化 

「100年後に評価される仕事したい」
福岡で有名な和菓子屋の社長が言った言葉。今から始める仕事の成果は、現在の人々ではなく、未来の人々が認めてくれれば、立派な仕事だったと評価されたことになるだろうと。
実際、その言葉で始まった仕事は老舗をも動かして、福岡に新しい和菓子を産んだという。

本日「郵政民営化」という小泉純一郎の持論が、法案として衆議院を通過した。票の差わずかに5票。小泉にとっては、薄氷を踏むような結果だったが持論はまず通った。
これから世間は、この結果をさまざまな視点から分析・批評をするであろう。郵政公社の職員は、今まで認められていた福利厚生をわずか5票の差で失うことになるかもしれない。そうなれば、痛みを伴う構造改革で表立った初の犠牲者といっても過言ではない。

独裁的な、小泉の政治姿勢。現在、メディアができることは批評である。ただ、この政策が劇的な経済復興の起爆剤となるのか、はたまた日本政府最大の愚策となるのかは現代の人々では判断することはできないだろう。
その是非を判断するのは、未来の人々になるのだろう。100年後の人達が評価している仕事を政治家には遂行してほしいと祈るばかりだ。
*1

*1:6日一部修正